ビッグキーワードとスモールキーワード

ウェブサイトに対して検索エンジン最適化を行う際、
検索連動型広告に出稿する際、考えなければいけないのが、
この「ビッグキーワードとスモールキーワード」の問題。

 

ビッグキーワードとは、検索数が多いキーワードという意味ではなく、
「広い概念を指し示すキーワード」という意味です。
一方スモールキーワードとは、「概念が絞り込まれているキーワード」
という意味です。
厳密に言えば、ビッグとスモールの中間に位置する、ミドルキーワード
も存在します。

 

また、何がビッグに値し、何がスモールに値するかは、
何を主体とするかによって変化します。

 

わかりやすい例として、私の大好きなお酒で説明します。

 

■主体を『酒』とした場合

ビッグキーワード:酒、アルコール
ミドルキーワード:ビール、発泡酒、ワイン、焼酎、日本酒など
スモールキーワード:キリン、サントリー、赤、白、辛口、甘口など

 


■主体を『ビール』とした場合

ビッグキーワード:ビール
ミドルキーワード:キリン、サントリー、生ビール、瓶ビール、地ビールなど
スモールキーワード:一番搾り、スーパードライなど

 

どうでしょう。
主体を何にするかで全く異なることがお分かりいただけると思います。

 

この主体を、「あなたがユーザーに伝えたいこと」と置き換えてみてください。
そうすれば、「どのようなキーワードでサイトに誘導したいのか」、
「サイトに訪れたユーザーにどのような情報を伝えたいのか」、
「ユーザーにどのようなアクションを起こしてもらいたいのか」などが
明確になってくると思います。


決して、ビッグキーワードだけ、スモールキーワードだけという考え方には
ならないはずです。

 

これがSEOの第一歩、キーワードのポートフォリオ作りです。
「イメージが湧かない」という方は、まず競合企業がどのようなポートフォリオ作りを

行っているかを参考にしながら考えてみてもよいと思います。

サイト単位で、コンテンツ単位で、しっかり考えてみてください。

テーマ:
 


Yoichi Ito
プロフィール
株式会社コーヨー シニアコンサルタント 伊藤陽一
Webマーケティング支援サービスを行う株式会社コーヨーのウェブコンサルタント。
「実益が伴うWebマーケティングの実践」をコンセプトに様々な業界のWebコンサルティング業務に携わる。
最近ではWebマーケティング支援に加え、インターネット広報PRの支援にも力を注いでいる。
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