電話からのコンバージョンを測定する

ウェブサイトにおけるコンバージョン(反響)は、ウェブサイトから送信されるものだけではなく、

電話からのコンバージョンもあります。

 

ネット広告の効果測定を行う際、そのほとんどが何らかの形でコンバージョン数や

コンバージョンコストの把握が可能ですが、いつもブラックボックスになってしまうのが

電話からのコンバージョンです。

 

電話の向こうのお客さまに対し、「何をご覧になられてお電話されましたか?」と一言聞くことは、

場合によっては難しいことが想定されますし、聞けたとしても数値管理が伴うため面倒です。

 

私が今まで見てきたクライアント企業におきましても、電話からのコンバージョンを測定していたのは3割程度といったところでしょうか。

 

最近ではウェブ掲載用の電話番号を発行し、コール数をサーバー側で計測するサービスも

ありますが、数値管理に対してコストを掛けることに抵抗がある企業が多い様で、

導入企業は限定的です。

 

このように電話からのコンバージョン計測は厄介なもののように感じますが、

実は簡単にできる方法があります。
それは、アクセスログ解析ツール「Google Analytics」を使用して計測する方法です。

 


【電話からのコンバージョンをGoole Analyticsで解析する方法】

1.まずはGoogleのアカウントを取得し、Google Analyticsを使えるようにします。

2.電話からのコンバージョン計測用のページを制作し、サーバーにアップします。

3.Google Analyticsのトラッキングコードを上記のページに設置します。

4.計測用ページをGoogle Analytics側で「目標」として設定します。

5.ブラウザのブックマークに計測用ページを登録します。

 

これで設定は完了です。
電話からコンバージョンが発生した際、ブックマークに入れておいた計測用ページを
その都度表示されせば、Google Analyticsで計測されます。

 

簡単にできますから、早速実践してみてください。

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あなたの会社がニュースになる日

もし、あなたの会社にテレビ局の取材がやってきたら・・・

 

考えてみたことはありますか?
そして、放映後に起こり得ることを想像できますか?

 

先日、私がプロデュースしているクライアントのウェブビジネスが
全国ネットの人気情報番組に取り上げられました。

 

まず起こったことは、瞬間的なウェブサイトへのアクセス集中です。
最近はPCや携帯をいじりながらテレビを見たりする、いわゆる「ながら視聴」
しているユーザーが多いため、まだ放映が終わらないうちから、PC、モバイル両方の
アクセスが一気に集中しました。


幸いクライアントは大丈夫でしたが、ウェブサーバーが負荷に耐えられない場合、
ここで大きな機会ロスをします。

 

また、後に放映日のアクセスログ解析と実際の映像を比較して分かったことですが、
番組のキャスターやコメンテーターが発した言葉、テロップ映像に出た言葉が
そのまま検索キーワードとして使用される
傾向にあります。

ということは、日頃から確実に上位表示されるキーワードを持っておき、
取材時に強調してそのキーワードを伝えておくと効果的だと考えられます。


また、放映日からしばらく経っても「(番組名)+〇〇〇」といったキーワードで
検索エンジンからのアクセスがあります。
これは、パブリシティ情報として、自社のウェブサイトに「(番組名)で紹介され
ました」等と掲載しておいたため
で、"番組は見ていないが口コミで知った"と
いったユーザーをウェブサイトに誘引できたのだと考えられます。


最後に、テレビに限らず、1度取材に応じた企業は、メディア企業内のデータベースに
履歴が残り、同様のテーマによる取材時に取り上げられる機会が増えるそうです。
そう言われて見れば、グルメ取材に応じる店舗の顔ぶれもいつも同じ店が多いことに
気が付きます。

 

あなたの会社がニュースになる日、その日に向けてしっかり準備しておきましょう。

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マーケットインの発想

私が中小企業であるクライアントのウェブマーケティング戦略の立案を担当する際は、

大抵の場合、「マーケットインの発想」で戦略を組み立てます。

 

理由は1つです。
「少ない集客コストで質の高いユーザーとコミュニケーションが取れる」からです。 

 

中小企業が「マーケットインの発想」でウェブマーケティングに取り組めば、
検索エンジンという膨大なトラフィックの中から、検索キーワードというフィルターを通し、

自社の製品やサービスを必要とするユーザーだけに少ないコストでアプローチすることが

できます。

 

これとは反対に、「プロダクトアウトの発想(製品開発における戦略は

当てはまりませんが)」でウェブマーケティングに取り組んでいる代表的な例が、

ファーストリテイリングが展開する「ユニクロ」です。

 

「ユニクロ」と言えばブランド認知度が高いだけでなく、
"世代を選ばずに安くて質の良い普段着を提供するアパレルブランド"という
ブランド認識が多くの消費者における共通認識のレベルにまで進んでいます。


そのため、店舗販売だけでなく、オンラインショッピングにおいてもユニクロは
成功を収めています。

我々は「ユニクロ」というブランドに期待感があるから、ウェブサイトに訪問し、
品質に対する「安心感」があるからこそ、実際の商品を見ることなく購入できるのです。

 

しかし、ユニクロがここまでのブランド形成に至るまでには、
莫大なコミュニケーションコストと時間が掛かっているはずで、
経営資産の少ない中小企業が同様の戦略を試みるのは非現実的です。


特にウェブマーケティングにおける初期段階でマーケットインの発想は
目に見える成果をもたらします。
ただし、長期的にずっとマーケットインの発想だけでよいのかというと、
それも限界があります。
他社との差別化や顧客の醸成といった段階ではやはり「ブランド個性」が

求められるからです。

 

自社のウェブマーケティングにおける段階や市場の成熟度を見極めて、
上手く「マーケットインの発想」を戦略に取り入れてみてください。

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Yoichi Ito
プロフィール
株式会社コーヨー シニアコンサルタント 伊藤陽一
Webマーケティング支援サービスを行う株式会社コーヨーのウェブコンサルタント。
「実益が伴うWebマーケティングの実践」をコンセプトに様々な業界のWebコンサルティング業務に携わる。
最近ではWebマーケティング支援に加え、インターネット広報PRの支援にも力を注いでいる。
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