自動返信メールが届かないお客様へ

最近、オンラインショッピングサイトを見ていると、
「自動返信メールが届かないお客様へ」という記述を
やたら目にするようになりました。

 

ご存知の方がほとんどだと思いますが、
こうした問題の根底には「迷惑メール」の存在があります。

 

当社にも、「社員のメールアドレスに届く迷惑メールを何とかしたい」
といったものから、「ホームページに設置した問い合わせ用送信フォームから

大量の迷惑メールが届くようになった」といったものまで、
様々なご相談をいただくようになりました。

 

ここまで迷惑メールが深刻化していることにより、メールサービスに
係わる事業者が何らかの対策をしようと"各社が"対策を講じています。

 

この"各社が"という点がポイントで、各社の企業努力が皮肉な事に
表題の「自動返信メールが届かないお客様へ」といった記述をホームページに
加えなければいけない原因を作ってしまいました。

 


自動返信メールが届かない原因を考えてみると、
下記のような原因が考えられます。

 

1.ユーザーが入力したメールアドレスが間違っている。

2.ユーザー側の受信メールサーバーの容量が一杯になっている。

3.迷惑メールフィルターでブロックされ、迷惑メール扱いとされている。

4.ユーザー側が受信拒否をしている(ドメイン指定受信をしている)。

 


1と2や、送信対象が携帯ユーザーの場合に多い4は、
送信側にエラーメッセージが返ってきますので、事務的に問題になるケースは
少ないのですが、問題は3の場合です。

 

3の迷惑メールフィルターが原因の場合は、送信側では(エラーメッセージが
返ってこないので)届いたと認識しているのに対し、ユーザー側では受信トレイに
メールが残っていないため全く気付かないという認識の不一致が発生するからです。

 


また、迷惑メールのフィルタリング方法も、ユーザーのメール受信環境によって
全く異なります。]

 

例えば、(YahooメールやHotmailなどの)フリーメールを使うユーザーと、
パソコンにインストールしてある(Outlookなどの)メールソフトを比較しても、
フィルタリングのロジックが異なりますし、最近ではプロバイダーやセキュリティ
ソフト側でもフィルター機能を設けており、ユーザー自身がどの時点で迷惑メールが
ブロックされているのかを認識することは非常に難しくなっています。

 

そして、ブロックされたメールの処理方法もフィルタリング機能の種類によって
異なり、「迷惑メールフォルダ」という場所に残っている場合もあれば、
自動削除されていて全く受信の痕跡が残らない場合もあります。

 


様々なオンラインショッピングサイトの「自動返信メールが届かないお客様へ」を
見てみましたが、根本的な対策がないだけに各社頭を抱えているようです。

中には「お客様側で自分の環境を確認してください」と突き放した感があるものも
あり、各社の「顧客主義力」がこれで判断できてしまう感じもします。


私個人の意見としては、下記のような点を網羅した表記がされていれば
問題になならないかなと考えています。

 

・自動返信メールを送る目的や内容
・(上記で触れた理由により)届かない可能性がある旨の説明
・届かなくて困った場合の連絡先

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サーバーのコストダウンを考える

不況ということで様々なコストダウン製品・サービスが市場に溢れています。

 

ウェブマーケティングの分野に限って言えば、広告費はもちろん、

運営環境に目を向ける企業が増えています。

 

ウェブサイト運営において最も経費が掛かるものといえば、
サーバーでしょう。

 

しかし、ウェブサイトを運営する企業において、
本当に現在のサーバーの特長を理解して選択している企業は
少ないのではないかと感じています。

 

実際、下記のような状態ではありませんか?

 

・ウェブ制作会社に全部お任せ状態。


・ドメインを取得時に一緒に契約をして、そのまま。


・常に安さを最優先で乗り換えている。

 


もし、あなたの会社がこのような状態であったとしたら、
この不況期をきっかけにサーバーの乗り換えを考えてみるとよいでしょう。

 

特に下記のような条件が現在の御社に当てはまるなら、検討するよい機会です。
どの条件もサーバー会社間で差が出やすい要件だからです。

 

・最近、迷惑メールが増え、業務に支障を来たすようになってきている。


・CMS(コンテンツ・マネジメント・システム)を導入したい。


・別々のサーバーで運営している複数サイトを1つのサーバーにまとめたい。


・モバイルサイトのアクセス解析をする必要性が出てきた。


・独自SSLを導入したい。


ここ数年のサーバー会社間の競争は凄まじいものがあります。
そのため、各社とも特長を明確に打ち出して差別化を図っており、
その努力はサービス内容に如実に現れています。

 

当社でも、お客さまのウェブサイト運営の目的に合ったサーバー選びを
お手伝いしております。

ご興味のある方は、お気軽にご相談ください。

 

>>サーバー選びについて相談する

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ビッグキーワードとスモールキーワード

ウェブサイトに対して検索エンジン最適化を行う際、
検索連動型広告に出稿する際、考えなければいけないのが、
この「ビッグキーワードとスモールキーワード」の問題。

 

ビッグキーワードとは、検索数が多いキーワードという意味ではなく、
「広い概念を指し示すキーワード」という意味です。
一方スモールキーワードとは、「概念が絞り込まれているキーワード」
という意味です。
厳密に言えば、ビッグとスモールの中間に位置する、ミドルキーワード
も存在します。

 

また、何がビッグに値し、何がスモールに値するかは、
何を主体とするかによって変化します。

 

わかりやすい例として、私の大好きなお酒で説明します。

 

■主体を『酒』とした場合

ビッグキーワード:酒、アルコール
ミドルキーワード:ビール、発泡酒、ワイン、焼酎、日本酒など
スモールキーワード:キリン、サントリー、赤、白、辛口、甘口など

 


■主体を『ビール』とした場合

ビッグキーワード:ビール
ミドルキーワード:キリン、サントリー、生ビール、瓶ビール、地ビールなど
スモールキーワード:一番搾り、スーパードライなど

 

どうでしょう。
主体を何にするかで全く異なることがお分かりいただけると思います。

 

この主体を、「あなたがユーザーに伝えたいこと」と置き換えてみてください。
そうすれば、「どのようなキーワードでサイトに誘導したいのか」、
「サイトに訪れたユーザーにどのような情報を伝えたいのか」、
「ユーザーにどのようなアクションを起こしてもらいたいのか」などが
明確になってくると思います。


決して、ビッグキーワードだけ、スモールキーワードだけという考え方には
ならないはずです。

 

これがSEOの第一歩、キーワードのポートフォリオ作りです。
「イメージが湧かない」という方は、まず競合企業がどのようなポートフォリオ作りを

行っているかを参考にしながら考えてみてもよいと思います。

サイト単位で、コンテンツ単位で、しっかり考えてみてください。

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Yoichi Ito
プロフィール
株式会社コーヨー シニアコンサルタント 伊藤陽一
Webマーケティング支援サービスを行う株式会社コーヨーのウェブコンサルタント。
「実益が伴うWebマーケティングの実践」をコンセプトに様々な業界のWebコンサルティング業務に携わる。
最近ではWebマーケティング支援に加え、インターネット広報PRの支援にも力を注いでいる。
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