「(自社が)やりたいこと」と「狙いたいターゲット」が定まったら、
ウェブサイトの位置付けを決めます。
ウェブサイトの位置付けを決める際は、
電通の登録商標にもなっている「AISAS理論」を活用するとスムーズに考えられます。
「Attention」(注意)
「Interest」(興味)
「Search」(検索)
「Action」(購買)
「Share」(情報共有)
上記がウェブマーケティングにおけるユーザーの消費購買プロセス「AISAS」のフローです。
一時期TVCMでよく見かけた「続きはウェブで」は、マス広告で「Attention」と「Interest」の段階までのプロセスを実行させ、「Search」へ誘導するというものですが、マス広告を実施することが難しい中小企業では、「Attention」と「Interest」の段階もネットで果たさなければならない場合が多いです。
「ウチは大手じゃないから」とネット広告に消極的な方がいらっしゃいますが、
ネット広告はYahoo!のトップページに出すような高額なバナー広告がすべてではありません。目的に応じたものを探せば安くて有効なものはいくらでもあります。中小企業のお客様にもこの辺は積極的に取り組んでもらいたいところです。
「Search」のプロセスにおいては、検索エンジンから専用サイトへ誘導することが最も重要なミッションですが、予めネット上に関連する情報を広く流通させておくことで「広告の信用性を高める」ことも大きなミッションの1つと言えるでしょう。
Eコマースサイトであればそのまま「Action」のプロセスを実行させる要素を盛り込んでおかなければなりませんし、店頭への誘導が目的であれば「詳細な商品情報」や「キャンペーン・クーポン情報」など店頭購買への後押しとなる要素が必要です。
そして、「最後のShare」は情報過多の今日では非常に重要です。
いわゆる「口コミを広める」という要素、取り組みです。
このあたりは様々な方法があります。代表的なものを挙げると下記のような方法があります。
・オフィシャルブログを立ち上げ、ユーザーとの距離を縮める。
・ミクシィなど既にユーザーが集まっているSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)内に公式コミュニティを持つ。
・ネットPRを実施する。
・アルファブロガー(影響力のあるブロガー)に記事を書いてもらう。
・ブロガーネットワークを利用して記事を書いてもらう。
・アフィリエイトプログラムに参加する。
ウェブサイトの位置付けを決めることは簡単ではないですが、
安易に制作業者任せにするようなことは絶対に止めてください。
そこから失敗への第一歩は始まります。
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