CMS(コンテンツ・マネジメント・システム)をご存知ですか?
CMSとは、ウェブサイトのコンテンツ(画像やテキスト、レイアウト情報)を
総合的に管理できるシステムの総称です。
CMSの導入メリットには下記のようなものが挙げられます。
・「デザイン編集」と「テキスト編集」など、編集権限を分別することができ、
業務の役割分担が行いやすい。また、効率も向上する。
・テキスト編集レベルなら、全くHTMLの知識がないユーザーでも編集が可能。
・コンテンツ管理に費やす(時間的、金銭的)コストが削減できる。
・リンク切れなど、制作フローにおける人為的ミスが減る。
・タイムリーな更新を行うことができ、情報発信のタイムラグが無くなる。
コンテンツ更新の度にデザイン業者に依頼をしている中小企業にとっては、
特に「コスト削減」や「情報発信のタイムラグが無くなる」といった点で
恩恵を受けられるのではないでしょうか。
しかし、これはあくまで計画性のある導入を行った場合の話です。
無計画な導入はメリットどころか、悲劇すらもたらしてしまいます。
想像してみてください。
もし、これまで更新に携わっていなかった担当者が慣れない更新業務を強いられ、
本来行うべき業務のパフォーマンスが下がってしまったら・・・。
インフォメーション機能の向上を狙って導入したスタッフブログなのに、
「あけましておめでとうございます」の次のエントリ-が「夏季休業のお知らせ」
となっていたら・・・。
「何を目的として導入するのか?」
「期待する成果は導入費や(人的コストも含めた)運用費に見合うものか?」
「誰が責任を持って運用するか?」
「更新スケジュールをどうするか?」
CMS導入の前に、上記の項目について社内で検討してみることをお勧めします。
SEO(検索エンジン最適化)は、Webサイト集客で最も重要な作業であると言っても
過言ではありません。
なぜSEOが重要なのかは今更言うまでもありませんが、
このブログでSEOに言及するのは今回が初めてですので、
説明させていただきます。
【SEOが重要であり、行われ続ける理由】
・ユーザーがインターネット上で情報検索を行う際、かなりの確率で検索エンジンを利用する。
・検索キーワードでセグメント(区分)されたユーザーを誘導できる。
・(有料サービスに手を出さない限り)対策に費用が掛からない。
・検索エンジン会社間の対策方法に一定の共通性がある。
・対策に関するノウハウが手に入りやすい。
この通り、検索エンジンで上位表示されるためのロジック(論理)を"正しく"理解し、
対策を行えば、どの企業にも平等にチャンスがあるわけです。
それでは、その検索エンジンのロジックを"正しく理解する"ということは、
どういうことなのでしょう。
それにはまず、「検索エンジンの存在価値」を考えてみることが一番の近道です。
検索エンジンは、ユーザーの関心事(キーワード)に"マッチしており"、
"信頼性ある"ウェブサイトをリストアップすることを目的として造られています。
そのため、外部からの被リンクが少ないウェブサイトやドメインを取得して間もない
ウェブサイトは上位表示されにくい傾向があります。
また、(金銭を払うことで外部リンクを得るなど)不正行為を行ったウェブサイトは、
(検索インデックスから除外されるなどの)ペナルティを受けやすくなります。
このように「検索エンジンの存在価値」という視点を持って検索エンジンと
向き合えば、SEOが短期的に、わざわざ金銭を払って取り組むものでないことは
ご理解いただけるのではないでしょうか。
今回は概念的な話となりました。最適化のノウハウについてはまたの機会に・・・。
「部屋とYシャツと私」のようなタイトルですが(笑 、
この3つの関係は非常に密接なものです。
当社がウェブコンサルティングを実施する際も、
必ず「経営戦略」と「営業(マーケティング)戦略」について
お聞きすることにしています。
例えば当社クライアント(眼科病院)の例を挙げますと、
ヒアリングにおいて下記のような情報を得られました。
【経営戦略】
『患者様第一主義』を理念としている。
【営業(マーケティング)戦略】
最高の医療環境を整備することは勿論、
患者様対応を徹底しており、事務機能を充実させている。
また、院内施設はバリアフリーを採用し、視覚障害のある患者様にも
安心してお使いいただけるように配慮している。
このようなお話が聞けることで、戦略立案も容易になります。
当社が実施した施策は、下記のようなものでした。
【ウェブ戦略】
『患者様第一主義』をウェブサイトのコンセプトとして設定。
「WebアクセシビリティJIS規格への準拠」「視認性の高いフォントサイズ、
コントラストの設定」「音声ブラウザへの対応」「PCサイトに劣らない
情報量を提供する携帯サイト制作」を実施。
当社がこの病院のウェブサイトを制作したのはもう3年ほど前になりますが、
競合の病院やクリニックが(FLASHを用いるなど)見栄えに重点を置いた
ウェブサイトを展開する中で、未だに色褪せていないと自負しています。
この三位一体で作るコンセプト、
御社のWeb戦略にもぜひ取り入れてみてください。
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